お金欲しい。
我々人類が抱える大問題の一つです。
人間の三大欲求と言えば、食欲・睡眠欲・性欲ですよね。
でもそれって昔の話であって、今の欲はちょっと違うと思うんですよ。
それぞれについて、ちょっと考えてみたんです。
睡眠欲って絶対必要ですよね。
『寝たい』っていうか『寝ないとタヒんじゃう』なんで、もう欲とかそんなレベルじゃねぇんです。
食欲って結構我慢できません?
ダイエットの時は食べないし、そもそも食にそんなに興味がない人だっているじゃないですか。
中山きんに君みたいに一年中同じものを食べている人だっています。
きんに君は望んでそうしているし、それで満足しているんです。(大会優勝おめでとうございます。)
ただ性欲。お前はダメだ。
なぜって、性欲を満たしたいがために罪を犯す人がいるじゃないですか。
性犯罪はあるけど睡眠犯罪と食犯罪はないですよね。
刑事罰ではないですが、世の中は不倫だらけです。ある意味、愛で溢れた世界です。
睡眠は「人間にとって不可欠だから欲ではない」として考えると
ってことは、人間にとって性欲 > 食欲 だと思うんですよ。
同じように、世の中の犯罪の多くはお金に関係していますよね。
お金目的で人を●害するとかよくあるじゃないですか。こわいこわい。
ってことは、性と同じようにお金を欲しているんですよ。
つまり、現代人の欲求は性欲と金欲ってことですね。
今回紹介するのはそんな我々の金欲を満たしてくれる本のお話です。
・・・・え?三大欲求のあと一個?
えーっと、承認欲とかでいいんじゃないですか。
著者:両学長@リベ大 はこんな人
皆さんは リベラルアーツ大学 というYouTubeチャンネルをご存知でしょうか。
たりらりらりらった~♪
🦁『こんにちはー!両です!!』
という元気な挨拶とともに小気味いい関西弁で語られる金融リテラシーの数々。
とっつきにくいがち(日本語が不自由)なお金のあれこれをわかりやすく解説してくれている、控えめに言って一番優しいお金教育のYoutubeチャンネルなのです。
そんなYoutubeチャンネル「両学長 リベラルアーツ大学」を運営しているのが、今回の本「お金の大学」の著者である『両学長(@freelife_blog)』です。
「日本一自由な会社」の社長。高校在学中に起業し、ITビジネスと投資で10代にして年間1億円以上を稼いだが、
数々の失敗も経験し、優秀な経営者仲間やモルディブの大富豪から「本当の社会の仕組み」や「人生を豊かに生きる知恵」を学ぶ。
以降本業で20年以上稼ぎ続けながら、「自由な人を増やす」という夢を叶えるために家族や友人向けに発信を始めた通称「リベ大」は、
節約・税金・投資・副業のリアルがちなお金の教育を軽妙な関西弁でわかりやすく解説する内容で、SNSを中心に熱狂的な支持を得る。
Youtube騒動が本数700本、累計再生回数5,300万回、チャンネル登録者数36万人。Twitterフォロワー数15万人。公式ブログ月間130万PV。
Instagramフォロワー数10万人。本書が初の著書となる。
2020年6月に出版された本書の初版に記載された略歴は↑のとおりですが、
2021年5月12日現在はYoutubeのチャンネル登録者数123万人、twitterのフォロワー数28.2万人、Instagramのフォロワー数21.9万人でした。
個人的には昨年から日本の若者の間で巻き起こっている投資ブームに一役も二役も買っている人物だと思っています。
ちなみに僕は考え方と気取らないスタンスが大好きです。
『お金の大学』はどんな本?
ずばり、『経済的自由を目指す人の入門書』です。
両学長曰く、「人生を豊かにするために5つの力を育てる必要がある」とのこと。
人生を豊かにする5つの力
- 貯める力(支出を減らす力)
- 稼ぐ力(収入を増やす力)
- 増やす力(資産を増やす力)
- 守る力(資産を減らさない力)
- 使う力(人勢を豊かにすることにお金を使う力)
本著は先述したように『経済的自由を目指す人の入門書』になっており、
上記のうち
- 貯める力
- 稼ぐ力
- 増やす力
がメインで記載されています。
「新しいな」と思ったのは、
× お金に関する制度・情報を羅列している
○ 制度・情報をどう使っていけばお金持ちに近づくか
が書いてあるところでした。
『お金持ちになる方法』って聞くと、僕たちはどうしても『うさんくさい』とか『怪しい』とか『こわい』とか思ってしまいがちです。
しかし、「お金の大学」に書かれているは
『お金持ちになるための考え方』がメインに書かれていて、
『その考え方に基づいてどうやって行動していけばよいか』が体系的に、教科書的に書かれています。
概要を説明すると
- お金持ちになりたい
→お金持ちになるための大原則とは何か - 貯める力をつけたい
→具体的に見直すべき支出は何か、見直す方法は何か - 稼ぐ力をつけたい
→どうすれば稼ぐ力が身に付くか、初めての場合はどう考えるか - 増やす力をつけたい
お金を増やす力とは何か、どうすれば増やす力が身に付くか、
具体的にどう動けばよいか
難しい言葉をほとんど使わず、専門用語にも必ず注釈がある丁寧ぶりには驚きました。
節約や投資についてある程度知識がある方でも、「え、そんなこともできるの!?」と思える内容もあります。
前の引っ越しの時に知っていればもっと安くできたのに!!!

中身はすべてフルカラーでとても見やすいです。
文字は多い(情報量がぎっしり)ですが、絵や表、グラフもふんだんに使用されているため、小難しい本よりもよっぽど読みやすいです。
本のいたるところにQRコードがあります。
QRコードをスマホで読み取ることで、関連する情報が記載されているサイトやYoutubeの動画に飛ぶことができます。
ページ数が限られている本の弱点を、うまくカバーしているなと感じました。

youtubeに飛べるリンク
本の傾向としては、マインドセットというよりは実用書な感じ。
もちろん、「こういう考え方が大事ですよ」は書いてあるんだけれど、「この考え方に基づくとこういう行動ができます」というような、考え方を根拠にした実践方法に言及してくれている印象です。

無論、本書の実践で億万長者!!はさすがに無理があるだろうけれど、少なくとも今より数段は豊かな人生になれると思います。
まとめ:『お金の大学』は今より楽しい人生を送りたいすべての人に読んでほしい
Instagramで初めて両学長を知り、今やYouTubeの動画はほぼすべて視聴しました。
僕の疑り深い性格ゆえに最初は「胡散くせぇ・・・。」と思っていましたが、その人柄や情報の信ぴょう性の高さ、再現性の高さを目の当たりにし、今では出会えたことに感謝しています。
※さすがに信仰まではしていません。笑
僕が思う両学長の一番の魅力は、「決して他人を否定しないところ」だと思います。
両学長自身の価値観の押し付けがないのはもちろん、たとえ視聴者が30代、40代でも、必ず「今日が一番若い日だから、今から初めて遅いことは絶対にない」と肯定してくれます。
この言葉は今も僕の励みになっています。
本著はこれからお金の勉強を始める!という人には必ず役立つ一冊です。
ただし、
- すでにお金の貯め方を十分知っている
- 両学長の動画はすべて見つくしてすべて実践している
- 稼ぐ方法のノウハウが欲しい(せどりの仕入れルート等)
を求めている場合は物足りない内容かもしれません。
それだけ両学長が発信していることが惜しみなくて一貫しているということなのかも。
僕は家に置いておいて、「あれってどうだったっけ?」と思い返すときに開いています。
家に両学長がおるみたいになる。(笑)
動画よりも早く欲しい情報にアクセスできるのは紙媒体の強みかなと思います。
お金の勉強を始めるための入門書として、家族にプレゼントするのも良いですね◎
